シビック・タイプR(愛車を振り返る その4)

自動車関連

シビック 沿革

 4代目の愛車はホンダ・EK9型シビック・タイプRです。

(実車写真。これも写真が見当たらない・・・)

 露と消えたRX-7のあと、すぐにでも車を買おうと思っていたのですが、さすがに父親に止められ雌伏の時を過ごさざるを得ませんでした。
 1年ほど経過し、ローンの残債も返済し、父親の小言をさらっとかわし、さー改めて何か買おうかと考えました。

 いまさら遅い車に乗るつもりはありません。
 かといってFR車で滑って事故したんで、またFR車に乗る自信も失っていました。

 で、選んだ車がシビック・タイプR。

 DC2型のインテグラ・タイプRと悩みましたが、シビックのほうがシャーシが新しくて、より軽量であり、より安価、なによりビートからの付き合いがあり家の車なども購入していたプリモ店はシビックの販売店であったので、シビックを選択することになりました。

 購入したのは後期型のEK9なんですが、シビックは後期型からエアバッグが標準化されました。
 それまでの国産車はまだエアバッグ付きステアリングはオプションで選ばねばならないものだったのが、安全装備はどんどん標準化していこうという過渡期の時代でした。
 そのため、EK9も前期はエアバッグ付きステアリングはオプションだったものが、後期で標準化されたのです。

 1年間自分の車を所有しておらず、車に飢えていた僕はゴリゴリの車原理主義者になっており、タイプRがエアバッグを標準にするなんて!と許しがたく感じました。
 今にすればエアバッグ付きだろうがなんだろうが気に入らなければ交換したら終いなんですが。

 ところがホンダもそういう人がいると思っていたのか、タイプRにはエアバッグのレスオプションが用意されていました。
 その禁断のレスオプションはエアバッグレス、パワーウィンドウレス、そしてエアコンレス!

 若気の至り。

 このハードなオプションは完全に自分のために用意されているように感じ、迷うことなくレスオプション仕様を購入してしまいました。

シビック スペック

全長4180mm
全幅1695mm
全高1360mm
ホイールベース2620mm
車両重量1060kg
エンジン型式B16B
排気量1595cc
エンジン種類水冷直列4気筒DOHC16バルブ
最高出力185ps(136kW)/8200rpm
最大トルク16.3kg・m(159.8N・m)/7500rpm
サスペンションF:ダブルウィッシュボーン R:ダブルウィッシュボーン
ブレーキF:ベンチレーテッドディスク R:ディスク
タイヤサイズF、R:195/55R15
エンジン搭載位置/駆動輪フロント/前輪駆動
トランスミッション5MT
新車価格1,998,000円
愛車カラーサンライトイエロー
その他忘れた・・・

シビック 外見

 EK9はミラクルシビックと言われたEK型をベースに、DC2インテグラRと同様に各所軽量化&各所強化。

 外見で言うと、専用バンパー、チンスポ、リアスポ、リアアンダースポイラーなどの各所エアロがタイプR専用で付けられていた。

 前期と後期でバンパーの形状が違います。
 後期はサイドにくぼみが付けられている。
 前期と後期、それだけの違いに見えて、実はフロントライトもフェンダーもボンネットも全部違うらしいです。
 一般には後期が人気らしいですが、僕は前期顔の方が好きだった。

 僕の車は後期型で追加されたイエロー。
 このカラーは気に入っていましたが、内装の赤とイメージが合わなかったですね。

 そもそも僕としては外見はEGこそ至高だったので、EGシビックのタイプRがあるならそっちのほうが欲しかったです。

シビック 内装

 僕の車はレス仕様でしたので、エアバッグレス、パワーウィンドウレス、そしてエアコンレスでした。

 エアコンレス仕様に乗ったことがある方(現代日本でそんな人がどれだけいるのか)はご理解いただけると思いますが、暑い時期は地獄です。
 特に最悪なのは「夏の夕立」。
 たとえ暑くとも窓を開けて走っていれば比較的我慢できるのですが、夕立で雨が降り出すと窓を閉めざるを得ず、でも雨が降っているからと言って気温が低いわけでもない、さらに湿度MAX!

 熱中症対策にうちわと500mlのペットボトルのドリンクが無いとマジで死にます。

 タイプR専用の赤いレカロには汗の塩が浮いていましたw

シビック インプレッション

 いろいろ考えてEK9の方がよいと結論を出しましたが、EK9乗りならDC2インテグラ・タイプRは意識せざるを得ない相手です。
 ノーマル同仕様ならば排気量が+200cc、馬力で+15馬力の差は大きく、DC2の方が何かと一枚上手でした。
 しかし、僕のレス仕様のEK9は標準車より鼻先が30kg軽く、標準仕様のDC2と比較すれば60kg軽い仕様となります。
 しかもエアコンのコンプレッサーはエアコンが入っていなくてもベルトが回っている分の抵抗もあり、たとえ+200cc、+15馬力の差があろうとも多くのDC2よりも速く走ることができました。
(同仕様のDC2にはやっぱり負けます)

 ノーマルでサーキット仕様みたいな車でしたので、峠とか行けば水を得た魚。
 よく走り、よく曲がり、よく止まります。

 ただ、街中仕様としては硬すぎて、内臓が揺さぶられるタイプの乗り心地です。
 エアコンが無いというのを差し引いても、長時間乗っているとグッタリ疲れてしまう車でしたね〜。

シビック 別れ

 そんなこだわり仕様のシビックで、気に入っていましたが、ちょっと将来を考える機会があり、またちょうど車検のタイミングが重なり売却しました。ちょうど3年乗りました。

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