250の発表と同時に70のリニューアルモデルが国内に再々導入されることが発表されました。
法規対応を図りつつ「できるだけ変えない」という、日本車が苦手にしているコンセプトに挑戦し続けている稀有な車だと思います。
(日本車ってせっかく好評だった前モデルのいいところを否定して、ガラッと目先の新しさを追求してモデルチェンジしがち。あるいは、尖ったコンセプトでせっかく出したのに1代限りで終了とかも多い。特にホンダ車でそういうのが多いです。)
70はエンジンやフロントフェイスがいろいろ変化しつつも、フレームボディ、前後リジッドアクスルにリアリーフサスペンションなど40年前から変更されていません。
今回の角ばったフェイスチェンジにより、むしろ先祖返りしてデザイン的な違和感が減少し、より完成度が高まった印象です。
僕は新しい250よりも外見はこちらの方が好きです。
内装もアップデートされましたが、こちらはさすがに最新モデルと比べると見劣りします。
でも逆に簡素な作りこそが70の価値なわけで、これはこれでOKということです。
でかくなりすぎた250に比べると、全長4890mm×全幅1870mm×全高1920mmのボディサイズはちょうどいい感じ。
といっても70なんで、室内は5ナンバー(4ナンバー)サイズ。
サイズの割には狭い室内です。
でも、それも70なんで。
ともかくこの車の価値は、40年前のネオクラッシックカーに安全技術も盛り込んで新車で乗れるというところ。
古い車の排ガス対策などで後ろめたい思いをすることも一切なし。
メンテナンスも普通のトヨタディーラーで受けれます。
ただでさえ高い耐久性を誇りますが、あとあとのパーツ供給も不安なし。
こんな車を用意できるトヨタの体力にはただただ脱帽です。
コメント