ケーターハムといえば、超絶プリミティブなスーパーセブンを今に伝える貴重な自動車メーカー。
現在は日本のVTホールディングス100%子会社ですが、イギリスに本社を置く小さな会社です。
そのケーターハムが、今週末に開催されるグッドウッドフェスティバルにてBEVクーペのコンセプトモデルを発表します。
プロジェクトVと名付けられたこちらの車両は完全電動のBEVクーペで、スーパーセブンを作る会社らしくこちらも(電動カーとしては)軽量を売りとしています。
バッテリーは55kWhと少なめの容量で、モーターは200kW・268馬力、カーボン製のキャビンにアルミ製の前後フレームという構成を持ち、車重は1190kgしかないそうです。
前進したキャビンはミッドシップ的ですが、リアから見るとFR車っぽくて、独特のボディラインを持ってます。
フロントフェイスはフェンダーの峰が立っていて、どうしてもポルシェっぽく見えます。
リアの楕円形テールランプはベントレーっぽいし、デザインはイマイチだと思いますね〜。
室内はシンプルですが、スーパーセブンほどスパルタンでもなく、現代の車なら装備されるものは一通りそろっているようです。
そして、なんとフロント2+リア1の3シーター。
ここはかなり変わってます。
ただ、オプションでリア2シーターも選べるらしく、となると逆にリアを1にした理由があんまりないってことですから、これはどうなんですかね。
どうせ座れないんだから4座標準でしょ。
総じて、メカのこだわりは感じますが、それ以外、あんまり欲しくなる要素は感じません。
これで1000万切る価格!とかいうことならまだ売れるでしょうけど、オリジナルカーボンシャーシの電動カーがそんな値段なわけがありませんし、売れないと思いますね〜。
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