あまりにも偉大だったS30・初代フェアレディZ。
排ガス規制の影響をモロに受け牙を抜かれたS130・2代目Z。
そして心機一転V6エンジンに換装され、外装も一気にモダナイズされたZ31・3代目Z。
国産初の280馬力カーにして流麗なボディを得て、バブルの時期もよく、人気が再燃したZ32・4代目Z。
そしてZは一旦生産が中止され、ゴーンの時代にスカイラインと多くを共有する車として復活し、Z33、Z34、現在のRZ34と続くわけですが、おそらく多くの人の印象に残っているのは初代S30と4代目Z32じゃないでしょうか。
そんな歴代Zの中ではどちらかといえば不人気で、影も薄いのがZ31。
外見は当時からメイン市場になっていた北米に照準を合わせたと思しきアメ車的なデザインを持ち、半分眠っているようなリトラクタブル・ヘッドライトが特徴です。
発売したときは全車V6だったのに、途中でスカイライン用の直6を積んだり、なのにさらに後期にはまたV6のDOHCのNAエンジンを設定したり、3リッターだけワイドボディにしてみたり、、、正直迷走していた印象が大きく、僕はあまり好きな型式ではありませんでした。
↓ しかしこちら。
直6エンジン搭載の200ZRをベースにしながら、GT-RのRB26DETTエンジンを2.8リッターまで拡大して搭載。
外装も前後にワイドフェンダーを装着し、前後295の超ワイドタイヤで武装。
室内もほどほどチューンで実用性を確保しつつ、追加メーターなどで雰囲気バツグン。
これまでZ31はノーマークだったんですが、これはカッコいいですね〜。
Z31の中古相場は、高騰してしまったS30とかZ32などに比べればまだましですし、元からRBエンジン積んでるんでチューニングのハードルも低め。
シャーシの素性的にZ32との差がだいぶありそうですが、カスタムのベースにありなのかもしれません。
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