ランボルギーニ 新型V12気筒エンジン

自動車関連

 ランボルギーニがアヴェンタドール後継となる新型フラッグシップモデル用のエンジンについて技術仕様を発表しました。

 コードネームLB744というエンジンは時流に真っ向から刃向かう6.5リッター自然吸気のV12気筒エンジンに、PHEVを組み合わせるというモノのようです。

 これまでのランボルギーニV12はエンジンの前方側にトランスミッションを配置し、それを逆転してエンジン後方のデフへと繋がり、リアタイヤを駆動していました。

カウンタックのV12エンジン。トランスミッションが車両前方(左)、デフが車両後方(右)にレイアウトされている。
アヴェンタドールのエンジン。上のカウンタックとは左右が反転しているが、同様のレイアウト。

 それが今回、通常のV12(V12が特殊なんで通常というものがあるのかどうかですが)の様に、エンジンの後方にコンパクトな横置き8速DCTのトランスミッション&デフが一体で置かれることになり、さらにモーターも組み合わせられることになりました。

 エンジン後方のボリュームがかなり増しているのが分かります。

 それだけだと、ただ重量バランスが崩れて終わりですが、これまでトランスミッションをレイアウトしていたセンタートンネルに3.8kWhの小容量に抑えたバッテリーを収め、フロントに配置したモーターとともに前後の重量バランスをとっています。

 このエンジンは6.5リッターもの排気量を持ちながら9250回転という高回転で最高出力814馬力を発揮し、これに150馬力のモーターを前後に加えて、システム出力で1001馬力という、量産型の車で初めて1000馬力をこえる出力に達するもようです。

 さすがランボルギーニのフラッグシップだけあり、他にも隠し玉を持っていそうで、正式発表が楽しみですね。
 。。。もちろん買えませんが。

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