復活を目指すランチア

自動車関連

 イタリアの伝統あるブランド、ランチア。

 日本ではすっかりラリーのイメージが強いメーカーですが、元々はちょっと高級な車を扱っているブランド。
 日本で言うレクサスみたいなブランドでしょうか。

 1906年創業、117年の歴史を持ちますが、現在はフィアットやクライスラー、プジョー、シトロエンなどが属するステランティスの傘下にあります。
 そして発売している車はフィアット・500をベースとした12年落ちの小型ハッチバック、イプシロンのみ。
 イタリア市場のみでほそぼそと命脈をつないでいる絶滅危惧種なブランドになってしまっています。

 そんな行末が心配されたランチアですが、昨年ステランティスが発表したグループ長期戦略「Dare Forward 2030」において、ランチアの立ち位置をDS・アルファロメオとともにプレミアムグループに定義するとされました。
 また、合わせて2030年までに全モデルをBEV化すると発表されました。

 そんなランチアなんですが、どうやら具体的なコンセプトモデルが4月に発表されるようです。

 情報ではまず次期イプシロンが最初のようで、ちょっとレトロな雰囲気を取り入れた小型EVになりそう。

 その後は2026年に大型最上級セダン。

 2028年にデルタ後継、と続くとのこと。

 デルタ!とラリー好きとしては期待してしまいますが、もはや現在のランチアがWRCに復活しそうな雰囲気はなく、デルタも普通のちょっと高級なゴルフみたいな車になっちゃうんですかね。

 伝統あるブランドの復活を願いますが、最初に述べました通り日本ではラリーイメージが強すぎて、せっかくデルタが発売されたとて、「コレじゃない!」の大合唱で受け入れは無理でしょうねー。

 

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