RUF車がオークションに出品

自動車関連

 アメリカ開かれるオークションでRUF車が登場するというニュース。

 ちなみに RUFは、ポルシェをベースにしながら独自の車両を開発、販売しているドイツの自動車メーカーです。
 外見はベース車の面影を残していますが、モデルによってはカーボンを使った独自シャーシの車両も発売しているなど、完全な自動車メーカーとしてドイツの自動車工業会に登録されている自動車メーカーです。

 RUFの名を一躍有名にしたのは1987年に発表されたCTR「イエローバード」です。
 ポルシェ930をベースに独自の3.4リッター空冷水平対向ターボエンジンを搭載し、公称469馬力を発揮。
 バンパーはよりフラット、空冷911独特の雨樋を削り、ヘッドライトもより傾斜させるためレンズを薄くするなど、より高速走行向けに外観の各部を改良しています。
 この一見普通の930が、当時世界最速を謳っていたフェラーリF40の最高速323km/hを上回る339.6km/hを達成。
 さらにニュルブルクリンクサーキットでタイムアタックを行えば、8分05秒で当時世界最速タイムをマーク。
 6速マニュアルミッションに変更された後期型では、最高速342km/hまで更新しました。
 この最高速はマクラーレンF1が1998年に更新するまで、最高速記録ホルダーを維持しました。
 また、公称469馬力に対して、この数字はRUFメーカーによる最低保障であり、実際には多くの状況で500馬力を超えていた、というのも有名なRUF伝説の一つです。
 ポルシェ純正の930ターボが300馬力、CTR発表の前年に発売されていたスーパーカーの959でも450馬力といった時代に、この車がいかにすごかったか。

 そんなRUFですが、今回オークションに出品されるのは993ベースのBTR、ターボR、ターボRカブリオレの3台。そしてケイマンがベースのRKクーペ。合計4台。

  見るからにターボRカブリオレは希少そうですが、どうやら世界に1台だけの仕様のよう。

 490馬力仕様で、走行は10,223マイル(16,452 km)。

 うーむ、いったいいかほどの値段がつくのでしょうか。

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