ビート(愛車を振り返る その2)

自動車関連

ビート 沿革

 マーチの次、2代目の愛車はホンダ・PP1型ビート。軽自動車規格の中でオープンカー、ミッドシップレイアウトを採用したファンカーでした。

 元々は兄が就職して初めて購入した車です。
 3年ほどたった頃、兄が結婚する事になりました。
 当然、この車では家庭の役に立たない、しかし手放したくない、という兄の我儘を僕が聞き入れ、マーチを兄に譲り(兄はさらにマーチを下取りに出し日産アベニールを買った)、僕がビートを乗り続けて維持することになりました。

ビート スペック

全長3295mm
全幅1395mm
全高1175mm
ホイールベース2280mm
車両重量760kg
エンジン型式E07A
排気量656cc
エンジン種類水冷直列3気筒SOHC
最高出力64ps(47kW)/8100rpm
最大トルク6.1kg・m(59.8N・m)/7000rpm
サスペンションF:ストラット R:ストラット
ブレーキF:ディスク R:ディスク
タイヤサイズF:155/65R13、R:165/60R14
エンジン搭載位置/駆動輪ミッドシップ/後輪駆動
トランスミッション5MT
新車価格1,388,000円
愛車カラーカーニバルイエロー
その他スパルコのアルミ
ブリッドのリクライニングバケット(確かビート専用サイズだった)
ホンダツインカムのフロントバンパー
マフラー(フジツボだったかな?)
ブランド不明足回り

ビート 外見

 軽自動車というサイズの中で見てて微笑ましくなるデザイン。

 細部に渡ってデザインが行き渡っていますが、そのしわ寄せが実用面に現れており、トランクは極小、ガソリンタンクも24Lしか入りません。

 ホンダツインカムのフロントバンパーとブリッドのビート専用シートはちょっとレアな選択で、乗っている間に同じ仕様は見たことがなかったです。

ビート 内装

 内装の質感は軽自動車のそれでしたが、やはり内装にもデザインが行き渡っており、バイク風の3眼メーター、専用デザインのオーディオ、なによりフルオープンボディ。

 見た段階で楽しい気分にさせる稀有な車です。

ビート インプレッション

 エンジンは8000回転オーバーまでビュンビュン回り、ハンドリングはクイック。

 開放感満点のフルオープンボディは、視界の邪魔になる三角窓などもなく、とにかく楽しい気分にさせてくれます。

 乗れば思わず笑みがこぼれます。

 しかし長く乗っていると、いかに公称64馬力とはいえ排気量660ccの自然吸気エンジン。
 低トルク・アンダーパワーはいかんともし難いところ。

 また、ハンドリングもクイックはクイックなんですが、頑固なアンダーステア(⇒用語集)特性で限界も低く、いざスポーツドライビングとなるとそこはあまり楽しい車ではありません。

ビート 別れ

 2年半ほど乗ったのですが、もっと馬力のある車が欲しくて乗り換えを決意したのでした。

 このビートはふたたび兄のところに引き取られ、その後、長く兄のもとで保管されました。

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