トヨタ・ランドクルーザー300 北米再上陸か

自動車関連

 世界で大人気のランドクルーザー300。

 日本では発売されるや否やまたたく間に納車待ちのリストが積み上がり、注文しても4年待ちという異常事態に陥り、ついには注文停止。
 現在もランクル300を新たに注文することはできない状態です。
 そのため中古相場は高騰しており、一時よりは落ち着いてきたものの、それでも新車価格を大幅に上回る1500万円〜1800万円ぐらいの価格帯で販売されています。

 そんなランクルですが、一方で北米での人気は正直今ひとつ。
 2021年には先代ランクル200の販売終了とともにカタログ落ちの憂き目にあってます。
 そして、ネットでの様子を見ている限り、ランクル300の発売があってからもそれほどラブコールが高まっているような様子は感じられません。

 ランクル300は世界中での使われ方を調査した結果得られたベストバランスとして全長5m以下、全幅2m以下のボディサイズが設定されています。
 日本でいえば、これ以上のボディサイズになると使用を諦めなければならないシチュエーションが増えてしまうという上限サイズだと思います。
 世界的にはこれより小さいと我慢させられていると感じる人が増えてくるでしょう。
 確かにランクル300のボディサイズはラージサイズSUVの最大公約数としてこの上ないバランスを持っていると思います。

 しかし広大な国土を持つ北米に限ると、ライバルと目されるシェビー・タホとかフォード・エクスペディションなどはより巨大で、ランクルでは小さく感じられてしまいます。
 それでいて価格が85000ドルという高めな価格帯で販売さていました。

 これでは売れないのも仕方ありません。

 しかも、北米トヨタのラインナップにはタンドラとセコイアという、ランクル同様フレームボディを持ち、より巨大で北米の嗜好に合わせて作られたラージサイズのトラック&SUVがあるわけで、ランクルが無くても、となりますよね。

 ところがどうやらそのランクルが北米に再上陸を果たす模様です。

 この2月9日から開催されるシカゴ・オートショーにランクル300が展示されるのでは、というお話です。
 当然、再販を目指してモーターショーでお披露目されるのでしょう。

 上でも書きましたが、北米でのランクルはライバルに遅れをとっている面が大きいので、はたして売れるのでしょうか。

 人気が出るかどうかあやしい北米で追加販売するぐらいなら、日本への割当をもっと増やしてくれ、というのが正直な感想ですね。

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