豊田自動織機が生産するエンジンの認証不正問題

自動車関連

 本日は発表があったこちらのニュース。

 ダイハツの不正問題などトヨタ系列での認証不正問題が続いていますが、今回はダイハツと同じくトヨタ系列の豊田自動織機が2023年3月に発表していたフォークリフト、建設機械用エンジンの排出ガス性能に関する国内認証での法規違反について続けて調査したところ、前回調査結果から外れていたその他の建機用エンジンのみならず、ランクル、ハイラックス、ハイエースなどに搭載している自動車用エンジンにも認証不正が見つかったとのこと。

 不正が見つかったエンジンは1GD、2GDの直列4気筒ディーゼル、およびランクル300に搭載されるバリバリ最新のF33A型V6ディーゼルが対象とのこと。


1GD

F33A

 不正の具体的な内容は、豊田自動織機によると、自動車型式指定の申請手続きを行っている中で、出力試験を豊田自動織機が担当し、必要なデータを提出しているが、試験の際、燃料噴射量を調整し、出力・トルクカーブについて、見栄えの良いデータにするといった行為が判明した、とのことです。

 まー、はっきり言ってフォルクスワーゲンなどの欧州勢が行っていたディーゼル不正事件「ディーゼルゲート」とほぼ同じことですよね。
 あちらはより巧妙に現在エンジンの状況が試験中なのか走行中なのか判別して、試験中だと判断すると自動的に対策排ガスモードに変わるというものでした。
 今回は試験の時だけ噴射データを改変し、試験対策済みの結果を得ただけ。
 ディーゼルゲートの一件のほうがずる賢くて悪質だと思いますが、今回のほうが幼稚ですよね。試験の形だけ整っていればいいって判断したわけですからね。
 なんともがっかりさせられる話です。

 我が家のプラドには問題の1GDエンジンが搭載されているわけですが、対象が2017年〜2021年の車両となっており、我が家のプラドは対象から外れていそう。

 もうすぐ6ヶ月の半年点検なので、その時に確認しておきます。

 あー、これでまたランクル300の販売復活が遅れてしまいますかね。

 ほんと色々残念至極です。

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