国産の雲台といえば、SLIKかVelbon。
歴史の長さで言えば圧倒的にSLIKで、創業は戦後間もない1948年。一方のVelbonは1955年創業ながらプロ用三脚の販売は1987年から。
ただし、現在ではどちらの会社も創業会社ではなく、事業譲渡を受けた別企業がブランドを維持して企画販売している状況です。
SILKは(株)ケンコー・トキナー、Velbonはハクバ写真産業(株)がそれぞれの会社ですね。
僕の勝手なイメージは、SLIKはちょっと線が細く華奢、Velbonは無骨って思ってます。
今回、雲台を検討するとなると、SILKはアルカスイス互換に熱心ではなく、思う製品がありません。
一方Velbonは2、3年前からアルカスイス互換のクイックシューを積極的に採用してきており、トラベル三脚UTC-53II ASに付属していた雲台QHD-S5ASもアルカスイス互換でした。
これより大型の雲台もラインナップされていますので、選択の幅があります。
したがって、QHD-S5ASより頑丈な雲台を国産で選ぶとすれば、同じVelbonのQHD-S6AS、またはQHD-G6ASの2択に絞られます。
QHD-S6ASはQHD-S5ASよりちょっとだけ大きいタイプ。定価33990円
一方のQHD-G6ASはQHD-S6ASよりもさらに大型で、定価が42570円。
実物を見たところ、S6はS5より大きいと言いながら大差ない程度で、どうせ買い増すのであれば明確に大きくて使用感に勝るG6にならざるを得ません。
で、42570円という価格はGitzoの75900円より安いですが、33000円しか違わないならGitzoの方がいいよね〜、と思ってしまいます。
実売価格だとその差はもっと縮まりますし。
とにかくGitzoの製品にはそれぐらいの価格差を納得させるだけの質感があるんです。
う〜む、悩ましい。
ま、Gitzoの雲台買って、三脚がVelbonのままで済むわけないんですけど。。。
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