NATOストラップ

 NATOストラップと言われてもほとんどの方は『なにそれ?』という話だと思います。

 最近はかなり市民権を得てきましたが、いわゆるNATOストラップとはナイロンを編み込んだタイプの腕時計用のベルトの事です。

 NATOストラップのルーツは、イギリスの国防省が定める軍用の企画書に沿った腕時計のベルトの事です。
 正しくはPhoenix社が作るG10というベルトこそが正規品で、幅20mm、ナイロン製ストレート・クロス編み製法、端部及び留め金用の穴の部分を熱処理といったところが規格になっていますかね。
 Phoenix社製のベルトにはバックル部分に「Phoenix」のロゴが入っています。

 最近は正規品のレプリカである『NATOタイプ』と呼ばれる製品も多数存在し、ベルトの素材、製法、金具の形状などが正規品と異なるようです。

 でも、基本的にはナイロン製のベルトで、時計本体の上から下にストラップを通し、時計本体部分のところだけストラップが二重になっている、という構造は共通したストラップです。

 ストラップはナイロン製なのでそれほど高いモノではありませんが、ミルスペックを感じさせる機能的で武骨な外観が、逆にそそるものを感じさせます。
 しかも、映画『007ゴールドフィンガー』でジェームズ・ボンドもロレックスにこのベルトをはめていたという逸話付き。

 で、買ってしまいました。

 黒ベースにイタリア国旗カラーのストラップが『NATOタイプ』
 黒ベースにグレーのストライプが入ったストラップが正規品の『JamesBond』、つまり007ジェームズ・ボンド仕様です。

 これに合わせる時計は、もう20年以上愛用している『オメガ スピードマスター』

 基本的にはミルスペックなので、ファッション時計より実用時計に合わせてこそ似合うと思います。
 それでいて高級時計と合わせた時にカッコ良さが発揮されると思うのです。

 そういう意味ではスピードマスターはぎりぎり高級時計ですので、なかなかカッコイイのではないかと。

 で、合わせるとこんな感じ。

 腕にはめると・・・

 いかがでしょうか。
 かなりカッコイイと思うんですけどね~

 正規品の方が付け心地が悪かったり、穴の開け方が雑だったりするので、こだわらなければ『NATOタイプ』の方がよい、という情報があったので、両方買ってみたんですが、正規品の方がベルトの材質がきめ細かくできており、付け心地も良好で、これなら圧倒的に正規品の方が良いと思います。

 フィット感も良好で、時計自体が軽く感じますし、これはステンレスベルトに戻すことは無いかも。

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