ランドローバー社のハードコアオフローダー、ディフェンダー。
現行モデルは2019年にデビュー。
オリジナルのディフェンダーは、第2次世界対戦終戦まもなくの1948年にローバーモーター社より発売されたランドローバー・シリーズIを祖とする車です。
いわばランドローバーそのもの。
文字通りランドローバー車はディフェンダーから始まったのです。
そのシリーズIから様々な改良が加えられつつも当時の面影を色濃く残したまま生産が続けられていたディフェンダーは、シーラカンス状態のまま2016年まで製造が続けられていました。
2016年に現在の愛車ディスカバリーを買う前、先代ディフェンダーも試乗しに行ったことがあります。
当時、すでに手に入りにくくなっており価格にプレミアが載りつつある時期でした。
現在はさらに価格が上がっていますが、それでも800万円ほどしていました。
試乗してみると、あまりのクラシックぶりに驚愕するレベルで、結局、性能差は圧倒的なのにほぼ同価格だったディスカバリーを買いました。
その後すぐにディスカバリーは5世代目にモデルチェンジ、そしてディフェンダーが2019年にモデルチェンジ。
ディスカバリーは5世代目にしてがらりとイメージを変え、都会派なスッキリとしたデザインに変化。
一方のディフェンダーは旧モデルのデザインエッセンスを取り入れてワイルド路線を維持しつつ、中身を最新モデルに更新。というか、ディフェンダー風の全く新しいモデルというべき車に生まれ変わりました。
その結果、ディスカバリーはレンジローバーっぽくなってしまい、ディフェンダーがディフェンダーのような旧ディスカバリーのような車になりました。
僕のようにディスカバリー4に乗っていてディスカバリー5のデザインに納得できていない人間にとって、新しいディフェンダーは思いっきり刺さる車になったのです。
(試乗記に続く・・・)
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