昨日のBLOGで、ドライバー誌のサイトにランクル販売台数の内訳が公開されている、と書きましたが、その後、各ニュースサイトを見てみると同様に判を押したようにランクルが月間12位に入っていて普段公開されていない販売台数内訳をみると300の販売台数が急増している、と書かれているではありませんか。
例えばオートカー誌の記事↓
トヨタのランクル300、国内向け配車増で12位に浮上 7月の登録車・新車販売ランキング | AUTOCAR JAPAN
7月の新車販売レポート、登録車編です。好調なトヨタ勢のなかで、ランドクルーザーの実績に動きが。今年に入り300系の登録が目立って増えてきました。
こちらではさらに詳細にプラドと300のそれぞれガソリン、ディーゼルを分けた内訳まで公開されています。
これは、今回の記事の元ネタがトヨタから特別に配信されたと考えて間違いありませんね。
そして、そこに隠された(?)トヨタの意思を想像します。
ランクル300は受注が殺到し、受注停止の状態まで至ってしまいました。
そして、世間は極端な品薄飢餓状態に陥り、中古相場が異常なほど高騰しました。
トヨタとしてはみすみす商機を逃しているという話もありますが、むしろトヨタにとって問題だったのはこの一連の流れの結果、お客の信頼を損ね、トヨタ離れが起きることこそ重大な問題だと考えたはずです。
この対応として今、300以外の選択肢(250、70)を提示して300の熱を冷ましつつ、正攻法に国内向け生産台数を増やしているわけですね。
そして、トヨタはがんばっていますよ、という広報の一環が今回の情報だったと思います。
これはお金のかからないいい感じのマーケティングだったと思いますね。
その他、トヨタに頑張ってほしいのは、転売防止策でしょうか。
300はオフロードに行く車よりオークション会場に行く車のほうが多い、と、どなたかがツイッターでつぶやかれていました。
これはやっぱり異常です。
もうひとがんばりお願いします、トヨタさん。
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