もうそこら中で語られているプラド後継のランドクルーザー250ですが、気になった点について分析していきたいと思います。
まずエンジン。
グローバルで用意されるエンジンが5種類との事。
排気量 | ガソリン/ディーゼル | 最大出力 | 最大トルク | トランスミッション | 仕向地 |
2.4 | Gターボ・ハイブリッド | 243kW (330PS) | 630Nm | 8AT | 北米・中国 |
2.4 | Gターボ | 207kW (281PS) | 430Nm | 8AT | 中近東・東欧、その他地域 |
2.8 | Dターボ・マイルドハイブリッド | 150kW (204PS) | 500Nm | 8AT | 豪州、西欧 |
2.8 | Dターボ | 150kW (204PS) | 500Nm | 8AT | 西欧・東欧、日本・中近東、その他地域 |
2.7 | G | 120kW (163PS) | 246Nm | 6AT | 東欧・日本・その他地域 |
気になるハイブリッドモデルですが、(とりあえず)日本国内には導入が見送られ、国内では現行プラドの2.8ディーゼルと2.7ガソリンがキャリーオーバー。
ディーゼルはATが6ATから8ATに進化してますが、馬力、トルクなども現行プラドのままですね。
ハイブリッド無しの2.4ガソリンターボの設定はありえると思ってましたが、それもなし。
そしてハイブリッドが設定されたとは言え、ハイブリッドは北米と中国のみに投入されるそうで、ディーゼルとハイブリッドを同一市場に投入する事はやはりないもよう。
そもそもハイブリッドの設定は無いと見ていましたので、その予想は外しましたが、ハイブリッドとディーゼルの同時設定は見送られています。
これは半分正解という事でいいですよね?
あと、気になったのは、電動パワステ導入という件。
これは300がわざわざ油圧パワステにレーンキープ装置用電動機構を組み合わせていたのに、なんとも残念なコストダウン仕様でしょう。
内装も300よりだいぶ落ちるように見えますし、いろいろコストダウンの跡が見えて、そこがちょっと。
300と比べて車両価格がその分安いとなれば文句ありませんが。
あとはなんといってもサイズですね。
全長 4,925mm(+100)×全幅 1,980mm(+95)×全高 1,870mm(+20)×ホイールベース 2,850mm(+60)のボディサイズとの事
{()内は現行150プラド比。}
当初予想していたナローボディ化といった事は全くありませんでした。
300のボディサイズが、全長 4,985mm×全幅 1,980mm×全高 1,925mm×ホイールベース 2,850mmですので、全長(−60)×全幅(±0)×全高(−55)×ホイールベース (±0)の差しかありません。
ほぼ300と同サイズにまで成長してしまいました。
これはかなり議論を巻き起こすでしょう。
以前、250の立ち位置が70のワゴンから、300のオフロード強化モデルに切り替わると予想していました。
しかし今回の発表によると、250こそがランドクルーザーの本流となり、よりオフロード性能を突き詰めたのが70、より最先端技術を追求する豪華モデルが300であるとのことです。
本流モデルなのでプラドのサブネームも不要という判断で、プラドの名も無くすことになりました。
(一部販売地域ではプラドのサブネームが付いたまま販売されるらしいですが)
これからプラドの納車を待つ身からするとちょっと寂しいですが、立派に成長した250の成功を祈ります。
ちなみに僕はより300が欲しくなりました。
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