電動トレーラー

自動車関連

 アメリカ、カリフォルニア州にあるレンジエナジー社が業界の展示会にて電動トレーラーなるものを発表しています。

 現在、世界中で推し進められているCO2削減のためのEV化において、輸送用の大型トラックをどうするかは大きな課題になっています。

 テスラのセミなど一部メーカーがEV化した大型トラックを発売していますが、絶対的に重量が重いため必要な電力量やそれを充電しておくためのバッテリー量、充電環境をどうするかという問題が普通車以上に大きな障害になっており、大型トラックは水素燃料電池車が本命ではないかと言われています。

 僕も大型トラックのEV化は特に懐疑的な意見を持っていますが、今回のレンジエナジー社によるアイデアは、トレーラーの部分に電動化機構を組み込んでおこうというアイデア。
 この時、ヘッド車はディーゼルでもEVでも水素でも何でもよくて、トレーラーの重量を自身の電動化機構で少しだけアシストしようという考え方です。

 完全EVではなく、基本的な牽引はヘッド車によるんですが、トレーラーの動きがアシストされますのでヘッド車による環境負荷は軽減されます。

 しかもトレーラー側に駆動力が加わることにより、ジャックナイフ現象などの発生が抑えられる効果もあるそうな。

 バッテリー積載量はアシスト量をどういうふうに設定するかなので、完全EVを目指すことを思えば少ないバッテリーで済みますし、古いヘッド車であってもCO2削減が図れるということですので、現実解としてありだと思います。

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