昨日の夜、所用で車を走らせていたとき、TJラングラーを見かけました。
ちなみにラングラーの歴史を振り返ってみますと、、、
軍用車から始まったザ・ジープであるウィリスMBから発展し、民生用として一般に発売されたのがCJと呼ばれる車。
CJは直接ラングラーの祖先であるとともに、全てのクロスカントリー4WD車の始祖と言うべき車です。
三菱ジープはCJのノックダウン生産から始まった車だし、トヨタのランドクルーザーも自衛隊向け国産ジープのコンペで三菱に敗退し、それを民生用に転用発売したのが始まり。
ランドクルーザーと名付けられる前はトヨタジープという名前でした。
ランドローバー・ディフェンダーも、イギリス国内向けジープとして開発されたのが始まりです。
CJはとにかく偉大な車です。
その後、1987年に初めてラングラーの名前が付けられたYJが発売されました。
YJは独特の角目ライトが特徴的。
トレッドが拡幅され、内装などもモダナイズ。現代化が図られます。
しかし、その後に続くモデルも現れなかったところから見ても、このデザインは不評に終わりました。
そしてYJ10年間の生産の後、1997年にモデルチェンジされ発売されたのがTJラングラーです。
外見はCJの丸目に先祖帰りしましたが、それまでリーフサスペンションだった足回りもコイルサスペンションになるなど、シャーシも一新。
現代のJLラングラーに続いていく様々なメカを手に入れました。
とはいえ、TJはまだ2ドアしかなく、ショートホイールベースのため室内、荷室も狭く、一般に広く受け入れられたのは4ドアが追加された次のJKから。
TJはまだまだマニアの車でした。
そのため生産台数も少なく新車時でもあまり見かけることがありませんでしたが、現代に至っては一番新しい個体でも17年経ってますので、普段は見かけることはないですね。
と、そんなTJラングラーをたまたま見かけたんですが、その個体は艶消しブラックに全塗装されていて、しかもちょっとリフトアップされており、激シブな車でした。
TJカッコいいよな〜と、中古相場を覗いてみました。
TJは年式が年式だけに走行が10万キロ越えるものも多いですが、新車価格250万ほどでしたので、希少性の割には中古価格が安め。
年式による価格差よりも改造の程度とか走行距離の多寡による価格差の要因で価格が決まるみたいです。
そこそこ良さそうな個体でも100万から150万ぐらい。ハードにいじりまくっているので250万とか。
150万とかって新車のジムニー買うよりこっちの方が満足度が高いかも。
シンプルでタフなメカのおかげで故障もそんなに多くないらしいですしね。
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